軽自動車で車中泊。悩みの種は荷物の積載です。最終手段はルーフキャリアの利用と思っていたけど、リアにつけられるキャリア『ヒッチメンバーキャリア』というのがあるというので、取り付けてみました。取り付けた後で気づいたこと…これって違法なの?捕まるの?そして、実際利用して感じたメリット・デメリット…
う~ん、あまりおすすめしないかもという結論になりました。この記事では、軽自動車のリアにヒッチキャリアを取り付けることのメリット・デメリットについて解説します。
なぜ、ルーフキャリアではなくリアキャリアなのか?
私の旅車は軽自動車。エブリワゴンのハイルーフタイプです。
そして私の身長は158㎝。
ルーフキャリアを利用するならば、絶対に脚立が必要になります。リアラダーを装着するという方法もありますが、それだと一人での荷物の上げ下ろしはきつそう…
軽自動車の狭い車内に脚立を置くスペースはもったいないし…
さらには、駐車場などで高さ制限を気にしないといけないし、高速走行時は風の抵抗を受けそう。
そんな理由から、躊躇していました。
そんなときに、リアにキャリアを取り付ける方法があると知り、もうつける気満々になっちゃいました!
その段階では、もう頭の中には完成図ができていて、そのあとで値段を調べて、「う!」となりましたが、乗り掛かった舟、清水の舞台から飛び降りて?買っちゃいました!
何も知らずに決めちゃったんですが、車のリアにキャリアをつけるには、
- ヒッチメンバー
- ヒッチメンバーキャリア
の二つのパーツが必要になります。
エブリワゴンにヒッチキャリアを取り付けた!
ヒッチメンバーの値段を知って、驚きましたね。
まさかの5万円越え。
そりゃあ、トレーラーまで引っ張れるレベルのベースなんですもんね。配線セットまでついてるし。
ここに、ヒッチメンバーキャリアを取り付けるわけです。
ほかにもいろんなタイプがあるんだけど、私が選んだのは折り畳みのタイプ。
こんなかんじになりました。
エブリワゴンにヒッチキャリアを装着した際のデメリット
エブリワゴンに限ったことではないかもしれませんが、デメリットとしては3つ
- リアに荷重がかかる
- 走行時に後ろが段差にひっかかる
- ヒッチキャリアをたたんだ状態では、リアゲートが開けられない
- リアゲートをあげた下のスペースが使えない
- 後ろが長くなるので、間隔がわかりづらい
リアに荷重がかかる
車には負担がかかっているのであろうと推察します。
女子レベルの運転では、特にリアキャリアに荷物を載せたから、運転しにくくなるということは感じませんでした。
※段差に関したは別。
気休めに、リアショックはトラック用(エブリバン用)に変更しています。
走行時に後ろが段差にひっかかる
これが一番、気を付けるべきことです。
荷物を載せると、けっこう下がってしまって、かなりのシャコタン状態。
フェリーでは、船底に誘導されますし、道路脇のお店に入るときの勾配は、いつもと同じ運転をすると、ガリ!っとこすってしまいます。ダート道にも弱い。
たたまないタイプのヒッチキャリアもあって、そちらだと、もう少し高く取り付けられるので、若干ましになりそうです。
ヒッチキャリアをたたんだ状態では、リアゲートが開けられない
普段使いは、キャリアはたたんだ状態にしています。
が、この状態だと、リアゲートが開けられません。
リアゲートをあげた下のスペースが使えないい
ワンボックス車は、リアゲートを屋根代わりにその下でちょっとしたことができるのがメリットなんですが、リアキャリアがあるのでそれができません。
とはいえ、カーゴそのものは、荷物をのせてなくても、寝袋を干したり、ちょっとした物置につかえるので、それなりに便利に使えてます。
後ろが長くなるので、間隔がわかりづらい
実際何回かぶつけました(笑)
ちょうど、縁石の高さが当たっちゃうので、縁石のあるところでギリギリまで下げると、下がゴン!ってあたっちゃいます。
バックモニターは必須かも。
軽自動車にヒッチキャリアを装着した際のメリット
ヒッチキャリアのいいところ。
- 積載量が増える
- 荷物を載せなくても、カーゴスペースがあると便利
- 濡れものや汚れ物を気にせず積める
う~ん、メリットってこれだけ…
確かに荷物の多い時はあると便利なんだけどね。
正直、次に車を買い替えたらつけないかもです(笑)
ヒッチキャリアは違反?捕まるのか?
ナンバープレートについて
私の装着したヒッチキャリアは、たたんだ状態だとネット越しにナンバープレートは見えます。
が、実際に荷物を積むと見えなくなってしまいます。
ナンバープレートが見えない状態というのは、違反になるので、気休めですがリアウィンドウに、プリントアウトしたナンバープレートを張っています。
一応、ナンバーは見えるわけですね。
でも、これって違反じゃないの?
調べてみまました。
いろんな方が、疑問を持って、警察や陸運支局に問い合わせられているようです。
ナンバープレートの関しては、「手書きプレートでOK」という見解。
見えるところにナンバーがわかるものがあればいいってことかな。
とはいえ、ちょっぴりグレーゾーン…。
装着による車長の構造変更について
もう一つ、気になるのがキャリアそのものが違反ではないかということ。
積載物(積荷)が前後にはみ出る場合、その長さは自動車の長さの1/10を超えないこと。
軽自動車の全長は330㎝くらいだから、33㎝を超えたらだめってことだね。
いや~、余裕で超えてます。
が!
ヒッチキャリアカーゴは指定部品であり、積載物には当たらない。
指定部品というのは、溶接されておらず、取り外しができるもの。
その場合は、10%という条項は当てはまらないということらしいです。
実際に、この状態で走行して、後ろにパトカーにつかれたこともあり、
諸々で、おまわりさんと車の前でお話したこともありますが、注意されたことはありません。
ヒッチキャリアの耐荷重は?バイクは積める?
ライダーなので、ライダー友達が多くて、ヒッチキャリアを付けてからは
「バイク積めるやん!」
と、よく言われるのですが…
確かにスペース的には、積めそうなイメージ。
でも、耐荷重は?
商品仕様では、
最大許容積載量(約):226kg
となっていますが…
これは、このキャリアの耐荷重であって、実際に取り付けた場合だと、水平荷重が目安になるわけでして。
で、垂直荷重はというと…
約75㎏。
ここへヒッチキャリアの重さが約20㎏ほどあるので、実際に詰める重さはまぁ50㎏程度ってことです。
さすがにバイクは積めそうにはありませんね。
どうしても、バイクを積みたいというのであれば、専門業者にワンオフで制作してもらうしかないみたいです。
まとめ
軽自動車にヒッチカーゴキャリアはあり?なし?
う~ん、微妙なところですね。軽自動車で車中泊するのは簡単ですが、これで数か月の長旅、日本一周でもしようと思うと、やっぱり荷物が多くなります。積載問題は深刻です。できるだけお金をかけずに、いろいろ楽しみながらってことになると、やっぱり普通の旅よりも荷物は多くなりますから。
そこそこ値段も高いし、車検の時とかの手間を考えると、ルーフキャリアのほうに軍配があがりそうです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
興味のない方には、無駄話ですが、私は旅の費用をとある方法で稼いでいます。
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