一人旅なら軽自動車での車中泊も余裕!工夫次第で大人二人の旅だって可能にしてくれるのが、軽バン(軽ハコ)、いわゆるワンボックスタイプです。同じ軽自動車でもセダンタイプや、SUVタイプに比べると断然荷室が広いので、就寝スペースを確保しつつ、キャンピングカー並みの装備も可能です。
もちろん、SUVタイプのものでも、助手席を使うことで車中泊スペースを確保することは可能です。
一人旅、夫婦旅に人気の軽自動車車中泊の魅力に迫ります。
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軽自動車で車中泊を楽しむ~一人旅を愛するぶっちんのブログ
車中泊の魅力・メリット・デメリット
車中泊の魅力というと、なんといっても、
『その日の泊まる場所を気にせずに自由な旅ができること!』
宿を予約する必要もないし、
到着時間を気にする必要もない。
自由気ままな旅が楽しめます。
そして、宿代がかからない!
キャンプと違って、テントを設営する必要もないし、突然の雨に慌てることもない。
とはいえ、全くデメリットがないわけではありません。
そりゃあ宿の快適さに比べたら、不便さはあります。
どこでも寝れるとはいえ、場所選びも重要だし、防犯面の対策も必要です。
エンジンを切った車内では、夏は暑いし、冬は寒い。
それなりの対策が必要になります。
軽バンのすすめ(普通車、軽ワゴンでない理由)
車中泊するにあたって、自作で内装を改造するのに、一番選ばれている車種は、軽バン、軽箱です!
そもそも、軽バンと軽ワゴンの違いをいうと、
- 軽バン…4ナンバー貨物
- 軽ワゴン…5ナンバー乗用車
通常4ナンバーというと、毎年車検なのですが、軽自動車の場合は、4ナンバーでも車検は2年に1回。
税金ももちろん安いのが最大のメリット。
軽バンの後部シートは、ベンチシートで畳むだけで、フルフラットになります。
これが、軽ワゴンだと、メーカーカタログには、「フルフラットになる」とありますが、シートが平らに倒せるというだけのことで、若干段差ができてしまいます。
実際に、メーカーのカタログ通りにフルフラットに展開して、その上に寝てみると、腰が痛くて安眠できません!
なんらかの改造をしなくては、快適な車中泊はできないのです。
唯一軽バンのデメリットを言うと、しょせんは貨物なので、ワゴンに比べると乗り心地が悪いということ。
鉄板むき出しで内装がついてないので、加工しやすい反面、防音・防寒対策が必要です。
軽自動車を車中泊仕様に改造するにあたっての改造ポイント
軽自動車を自作でキャンピングカーレベルまで改造している人も沢山います。
こだわればいくらでもこだわれます。
必要なのは、お金、暇、アイディア。
どこまでやるかは人それぞれ。
その中で重要なポイントを紹介します。
車中泊のベッドの段差解消が重要
寝るために必要なのは、完全に平らなスペースと、ほどよいクッション。
ただ、シートを倒しただけでは実現しません。完全なフラットベッドを作りましょう!
段差を埋めてマットを敷く
普段使いと車中泊と使い分けるのであれば、フルフラットにシートを展開して、クッションマットなどで段差を埋め、その上にほどよい厚みのマットを敷けば実現できます。
コットを使う
面倒であれば、市販のコットを車内に持ち込むという手もあります。
ただし、コットの場合は、そこそこの値段のものでないと、布のテンションが弱く腰が痛くなることがあるので要注意!
いいコットだと、マットは不要です。
自作ベッド
ボックスを置いて上に板やマットを置いたり、イレクターパイプや木材でベッドを自作する方法。
好みのサイズのベッドを作ることができます。
ただし、イレクターパイプで作る場合は、振動でネジが緩むので対策が必要です。
市販ベッドキット
車種別専用のものや、汎用品のベッドキットが販売されています。
そこそこ値段はしますが、クオリティは高いです。
重要なのはマット!
フラットスペースができたら、次は寝るためのマット!
マットで寝心地が変わってきます。車中泊専用設計のものでなくても、探せば程よいサイズの快適なマットはいくらでもあります。軽自動車の場合は、スペースが限られているのでコンパクトに収納できるものがお勧めです。
キャンプ用のエアーマットや、お昼寝マットなどがコンパクトにたためて使いやすいです。
選択肢としては、
- キャンプ用のマット
- 折りたたみ式のマット
- エアーマット
こだわりたいのは、寝心地と収納性ですね♪
くつろぎ空間
就寝スペースが確保できたら、くつろぎ空間を作りましょう。
そのためには、天井に頭がついてしまう設計はタブー。
寝るためのスペースと、できればくつろげる空間があると車中泊がより楽しくなります。
小さな折りたたみテーブルを置いて、お酒を飲んでくつろいだり、DVDを観たり、音楽を聴いたり…
別に大げさな改造をしなくても、段差を解消できるマットと、ちょっとしたキャンプ道具を持ち込めば、快適な車中泊空間はつくれます♪
いきなりハードルをあげずに、できることからやればいいね♪
そうそう、体験しながら自分なりの改造を楽しむのがいいの!
プライバシーの保護と安全対策
快適な車中泊のためには、どこで寝るか?というのも重要です。
最近は道の駅で車中泊する人が増え、道の駅での車中泊についての論争もありますが、こういったオフィシャルな場所で車中泊する場合は、ある程度安全面は大丈夫といえるでしょう。
とはいえ、長時間の駐車は周りに考慮して、マナーを守ることが大切です。
長時間ゆっくりと過ごしたいのであれば、オートキャンプ場、RVパークです。
目隠し対策
防犯・防寒・プライシー保護のために絶対に必要なのは、目隠し対策です。
カーテン、あるいは目隠しシェードで窓をふさぎましょう。
車専用のカーテンの加工は技術がいりますが、簡易なものなら100均グッズのつっぱり棒を利用して作れます。
夏の暑さ対策
日本の夏は暑い!
さすがに一晩中、エアコンをつけて寝るというのは考え物です。
対策としては、窓を開けることくらい。
でも!
窓を開けると虫が入ってきますので、今度は虫対策が必要になります。
網戸もありですが、窓を開けることに不安を感じる人もいるかと思います。
そんな場合は、USB電源で動くポータブル扇風機を使うのもあり。
電源(サブバッテリー)が必要になりますが、ポータブルクーラー(冷え蔵Ⅱ)などもあります。
一番の対策は、標高の高い涼しいところに行くことですね!
冬の寒さ対策
車中泊、エンジンを切ってしまえば、テントと同じです。
冬キャンプって、やはりそれなりの装備が必要ですよね。車中泊も同じです。
まずは、窓からの冷気の遮断。
窓ガラスには、断熱素材のシェードを!
専用のものはかなり高性能ですが、キャンプマットやプラダンを加工する手もあります。
さらに、フリースやアルミシートなどで二重三重にカバーすると、断熱性がアップします。
車の場合は、下からの冷え込み対策も必要です。
床上げせずに直接寝ているならば、マットの下に銀マットを引くと下からの冷気をシャットダウンできます。
電源があれば、電熱マットを使ったり、湯たんぽを使うのもあり。
もちろん、寝具も大事。
発熱効果のある毛布や、羽毛布団、羽毛シュラフなどが暖かいです。
寝袋派であれば、シルクのインナーシーツや、シュラフカバーなどの利用もあり。
本当に寒いと眠れません!
しっかり対策を!
軽自動車の車中泊で重要な収納スペースの確保
1泊、2泊で自炊もしないのであれば、旅行鞄を一つ積み込むだけでいいけれど、長旅となるとそうもいきません。
車内で快適に過ごすスペースを確保するためには、収納スペースの確保は必須です。
スペースの限られた軽自動車で、考えられる収納スペースはこの3つ。
- 天井収納
- 床下収納
- 側面収納
天井収納
ハイルーフならば、余裕のある天井を無駄にするのはもったいない!
車種によっては、専用のオプションがあったりしますが、自作することも可能です。
床下収納
床下を収納スペースにすることで、くつろぎ空間を広くとることができます。
側面収納
運転席側の側面はふさいでしまっても、運転に影響はないので、ここにうまく自作棚をセッティングすると収納スペースが増えます。
さて、実際に作ってみた自作DIYなんちゃって車中泊仕様♪
走ってみたら…
なんてことも多々ありました(笑)
そして私はこんな収納スペースも追加しています。
→車のリアのキャリア【ヒッチキャリア】メリット・デメリット、違法で捕まるってホント?
軽自動車、車中泊に適した人気車種は?
ホンダ N-VAN
発売以来予約待ちで大人気の車種。
助手席側ドアとサイドドアの間にピラーがないのが最大の特長。凹凸なしのフルフラットを実現。オプションも充実。
スズキ EVERY
軽キャンピングカーのベース車両としてよく使われています。4ナンバーの営業車としてもよくは知っていて、中古車市場が充実しています。
ダイハツ WAKE
助手席も倒すことで、就寝スペースを確保できます。
スズキ ハスラー
前席を倒すことで、フルフラットを実現。就寝スペースを確保できます。ポップなカラーが女性や若い世代に人気の車種。
スズキ ワゴンR
助手席も倒すことで、就寝スペースを確保できます。軽ワゴンNo.1の室内長2,450㎜を実現。
まとめ
最近の軽自動車は、実際に乗ってみるとその広さに驚かされます。メーカ―純正のオプショングッズも充実していて快適な自分好みの車を作ることができます。お金と手間さえかければハイグレードな軽キャンピングカーを自作することも可能です。
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Photo credit: kaidouminato on Visual hunt / CC BY-SA
Photo credit: pei_monogaga on Visual Hunt / CC BY-NC-SA
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最後までお読みいただきありがとうございました。
興味のない方には、無駄話ですが、私は旅の費用をとある方法で稼いでいます。
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