結婚が決まったとき、今度こそ最後のロングツーリング!と決意したものの、もろもろの事情で実現するのは2年後になりました。
どうしても礼文島の花のピークを見たくて、6月の出発に決めたところ、旅仲間が8月にバルーンフェスティバルで結婚式を挙げるというので、仕方なく(?)8月まで滞在することになり、1か月のつもりが2か月になってしまいました。
もくじ
6月3日 出航
6月5日~9日 礼文島
2回目の礼文島はのんびりしようと、バイク持込にした。
前もお世話になったとほ宿「星観荘」はスコトン岬にリニュアルオープンしていて、前にもまして快適な宿に変貌を遂げていた。食堂前面のガラス窓から見える夕日がすばらしい。
築別炭鉱 | 星観荘の夕食 | 星観荘の夕食メニュー |
とりあえず、宿の旅人たちとあちこち歩こうと、3泊の予定。
この宿はリピーター&連泊者が多い。
確かに小さな島だけど、ゆっくり歩いてまわると見所がいっぱい。今回歩いたのは、桃岩コース、ハイジの丘~礼文滝。
6月第2土日は礼文花まつりのため、予約がいっぱいで延長できなかったので、近くの久種湖キャンプ場に移動。
花まつりでは、無料でうに雑炊、ほっけのちゃんちゃん焼き、おにぎり、ビール、ほっけの天ぷら、ふきの煮物、浜汁がふるまわれた。なかでも「うに雑炊」はなんか、もったいない食べ方だなぁと思いながらも、これがまた生ウニとは違って絶品!さすがに行列だけどね。
礼文滝 | 桃岩コースから利尻を望む | フェリーターミナル おねだりカラス |
さて5日間礼文で過ごした後は、利尻を目指しターミナルに向かうが、山の上は灰色の雲で、しかも強風のため、午後の便は欠航とか。
当分天気も回復しそううにないので、今回は利尻をあきらめて、稚内に戻ることにした。海が荒れてるせいで、出航が1時間ほど遅れ、さらに普通なら2時間少しで着くのに、なんと4時間以上かかって、稚内到着は4時になった!
もちろん船の揺れること、揺れること!
荷物が滑っていくほど。
下船時も鉄板が30cm近く持ち上がり、よくこけずに下船できたなぁと。
キャンプ場で数日間一緒だったS君と、今日はキャンプは無理だろうと、天塩の鏡沼海浜公園のライダーハウスに泊まることにした。
6月10日~15日 天塩 鏡沼海浜公園
S君は翌日出て行き、私はしばらくここに残ることにした。
ここは男女別の無料のライダーハウスで、洗濯機やシャワーも使えるし、温泉は目の前で快適に過ごせる。
もちろんキャンプ場も併設で、テントを張ることも可能。でも数日来風が強いので、ずっとライダーハウスで滞在した。
「頂き隊」というグループが、ライダーを集めて会費制で食事を作っている。
2日目から私も参加させてもらい、主催者のジプシーさんにダッチオーブン料理や、燻製など、ふるまってもらった。毎年来ているというジプシーさんは知り合いも多く、タコや魚の差し入れがあったり、釣りにでかけたりと、バイク以外の遊びも充実した日々だった。
※後日「頂き隊」で一緒だった料理人、ホンジャ君と数年後再会する。
ダッチオーブンでチキン | ホタテ釣り |
6月16日 比布ぶんぶんハウス
前から気になっていた中頓別の鍾乳洞を見学する。
無料であまり観光化もされておらず、入り口で懐中電灯を借りて進んでいく。探検気分が味わえてなかなかいい。
道東を目指す中継地点として、比布ぶんぶんハウスで1泊。
まだシーズンでないせいか、利用者は数名。♀は私一人。もちろん部屋は男女別である。
ところが!私が食事から帰ってくると、カーテンレールに私の下着を干してある真横に男物のデカパン!ランニングシャツ!
どうやら、かなり年配のヒッチのおやじが犯人。
確かに少し挙動不審な人だったんだよね。それにしても気分が悪い…
6月17日~25日 網走 呼人浦キャンプ場
晴れた日に女満別の丘を巡る。美瑛の丘もいいけど、こっちは晴れていたら丘の向こうにオホーツクの海が見える。パッチワークは美瑛より若干サイズがでかいかな。
コンビニでお弁当を買って、能取岬に向かう。
何もないんだけど、ここの風景が好きだ。
地球岬もいいけど、ここも本当に地球が丸く見える。
6月だというのに、10℃に満たない日が続き、雨も多いし、テントのなかでだらだら過ごす日が多い。
ここには小屋があるのだけど、さすがに雨が続くと車の人たちも小屋に集まってくるようになった。
小雨の中を、車2台に分乗して、川湯温泉のつつじを見にでかけた。エゾイシツツジというこの花は、川湯温泉からの遊歩道から硫黄山までの間に群落している。
エゾイソツツジ | キャンプ場からの夕景 | 能取岬 |
6月26日~28日 羅臼 知床国立公園羅臼温泉キャンプ場
2~3日前に雪が降り、知床横断道路は通行禁止だった。
ようやく解除されたというので、羅臼にやってきた。
後を追うように、網走からハイエースのおっちゃんが追いかけてきて、強引に羅臼岳登山に連れて行かれることになった。
確認すると、頂上付近20cm、羅臼平80cmの積雪。
本当に大丈夫なのかなぁ。
結局登り4時間、下りも4時間というタイムで下山。
普段運動していないせいで、翌日はひどい筋肉痛。
6月29日~7月5日 鶴居キャンプ場
土曜だけにサイトはファミキャンでいっぱいで、さてどこにテントを張ろうかと思っていたら、誘導するおじさんがいて、「?」とそばまで行くと「ここに張りなさい」といわれ、まぁいいかと設営が終わると、今度は手招きでいきなり、ビールを手渡された。
-これがその後も付き合いの続く、私とたかさんとの出会いであった。
釧路に住む彼は、毎年ここにテントを張って、休日に遊びに来ては、ライダーを集めて?いるらしい。
そんな噂は出発のときに旅仲間の香ちゃんから聞いていたので、本当は釧路のアウトドアショップにでかける予定であったが、素直に座り込んで、ジンギスカンをつまみながら飲み始めることになった。
夕方になると次々と、ライダーがやってきて、「今日はカキパーティだ」と宴会に突入したのであった。
雌阿寒岳に登る。
オンネトーキャンプ場から登り、野中側に下り、野中温泉で疲れを癒す。
ここの露天は身体が洗えないので、内湯で身体を洗って、また服を着て、露天に行くのが面倒だが、阿寒富士を眺めながら入るお湯は最高!
数日後休暇をとってやってきたたかさんに、カヌーツアーに連れて行ってもらった。
とはいえ、素人なので、彼の仕事関係の友人が、釧路川を下るというのに、途中の数キロだけ合流して、あとは達古部のキャンプ場のバンガローに宿泊してバーべキューをしようというもの。
初めてのカヌーツアーは思ったより、重労働でかなり疲れた。
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