九州ツーリング 1994年10月

ツーリングレポート

初めてソロでロングツーリングにでかけたのは九州でした。
いつも人の後ろばかり走っていたので、一人で地図を見て知らない道を走るというのは大冒険でした!
ゼファー750に乗り出して1年5か月。
けっこう遅いデビューでしたね。

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9月30日 いざ九州へ!

仕事を終え、大阪南港から名門大洋フェリーで新門司へ。20:00出航。
本日の走行 15km

 

 

10月1月 新門司~やまなみハイウェイ~高千穂

10号線を南下し、212号線で青の洞門へ。朝早いせいか誰もいないなぁと思っていたら、見たことのないハーレー風のバイクがやってきた。
1969年制の目黒なんだって。目黒
話には聞いたことあるけど、見るのは初めて。
クラッチ操作が左右逆なんだよね。

やまなみを走りに行くという、目黒氏の先導で一緒に走り出す。
小1時間ほど走って、やまなみハイウェイの入り口の水分峠で、ふと気がつくと、あるべきところにあるべきものがない!
なんと、耶馬渓で休憩したときにタンクバックを置いてきてしまったみたい…(;O;)何度も申し訳ないからと辞退したにもかかわらず、目黒氏も付き合ってくれて、泣く泣くUターンした。

気を取り直して、再び水分峠から、やまなみハイウェイに入る。
今年6月25日から無料化され、土曜の今日は行き交うライダーも多い。

大観峰へ向かうという目黒氏と別れ、阿蘇を目指す。
草千里は名前のとおり、草のある時期に来るべきなんだろう。今の時期は枯れた牧草が寒々しい。
延岡あたりまで出て宿を決めるつもりだったが、思わぬ失態でのタイムロスもあり、知らない土地の夜の山道は避けた方が無難と断念。
今回の旅のため、宿の確保にとユースの会員手続きは済ませてきた。
近くを探すと高千穂にあるので、ここに決める。シーズンオフということもあり、ホステラーは私一人。広い部屋を気持ちよく使わせてもらった。 食後には高千穂神社の夜神楽を見に連れて行ってもらった。

本日の走行 357km

 

10月2日

オーナーのお勧めで、国見峠の雲海を見に行くことにした。
とはいえ、いつも必ず見れるというものでもないらしい。ただこの季節、この天気なら可能性大とかで、早起きした甲斐もあり、丁度雲海のなかに朝陽が登るのを見ること高千穂峡ができた。

国見峠の雲海
高千穂峡 高千穂峡を散策して延岡まで出たら、あとは10号線を南下。
青島、日南海岸、都井岬。

途中で桜島ユースへ予約を入れる。
話には聞いていたが、本当に雨のようにふってくる火山灰。
バイクも人も灰だらけだし、路面もすべりやすいし、こんなのが毎日ってたいへんだなぁと思ってしまう。

本日の走行 379km

 

九州ツーリング コース図

10月3日

国道側より湯の平展望台を目指す。

確かに舗装はされているのだけど、なかなかの悪路で、まさに火山の中を走ってるという感じ。
鹿児島側外周道路を一周して、今度は佐多岬を目指す。
本土最南端ということで、ここでは「到達証明書」なるものが売られている。

南国ムードあふれる佐多岬ロードパークを後にして、根古より指宿に渡る。

なんてことない単に指宿スカイラインを走りたかっただけなんだよね。

今日は久々にビジネスホテルでゆったりしようと、都会チックな?西鹿児島で宿を探すことにする。
泊まりツーリングでの当日予約はたいてい都市部のビジネスホテルにしている。今日の宿は「ビジネスホテル天文館」に決定。

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都井岬
都井岬 道端に馬のウ●コが・・・
佐多岬
佐多岬
佐田岬到達証明書¥200
佐田岬到達証明書¥200

10月4日

ひょっとしてこの嫌な音は…?

そう、朝、目が覚めたら、外は雨…といういや~なパターン。
とはいえ、1時間ほどで路面も乾いてきて、問題はなし。

朝のラッシュを避けるため、薩摩吉田より九州自動車道へ入り、修学旅行以来のえびの高原へ向かう。

その後日本一という人吉ループ橋は、遠くから見るとすごいけど、走ってみると大きすぎてよくわからない。
休憩がてらに球泉洞を見学する。
八代から天草五橋を渡り、日が沈むのに追われながら、山道を抜けて下島の天草ユースへ到着。

先着には2名のライダーと1名のチャリダー。久々に話相手に恵まれて、大ビン2本空けちゃった!このとき北海道奥尻島沖地震のニュースを聞く。

本字の走行 358km

 

10月5日

下島を時計回りに1周後、鬼池より島津鉄道にて口之港へ、30分の船旅。

次なる行き先は雲仙、平成新山。

仁田岬循環道路は左周りの一方通行で、対向車は絶対こないんだ、と判っていてもこわごわキープレフトを走る。
とうに昼食時を過ぎているのけど、なんとしても本場の長崎ちゃんぽんが食べたくて、ようやく2:30、長崎にて長崎ちゃんぽんにありつけた。
長崎市内はやはり時期なんだろう、修学旅行生に混じって、めがね橋で記念撮影。

本日の宿は美人の湯といわれる武雄温泉。ただし貧乏ライダーはやっぱりユースです!でも、ちゃんと温泉なんだね、これが。

これでもか、というくらいに湯舟でカオをこする。気のせいかきしきしと音がする。翌日、美人になった、という証明書をもらった。

めがね橋武雄温泉 入湯証明書

10月6日

朝一番に武雄神社の大楠を見る。

伊万里より204号線を玄界灘沿いに走り、波戸岬、芝生の平原、呼子の風の見える丘を巡り、唐津より虹の松原へと、松林のトンネルを延々走る。
フェリー乗船までは時間に余裕があるので、ずっと下道を走り、現地ローリング族が走りまわる平尾台を経由して新門司港へ到着。

夕刻8:00の第2便で帰路につく。

旅の予算

期  間1994年9月30日~10月7日(現地5泊、船中2泊)
使用車両KAWASAKI ZEPHYR750
走行距離2,018km
費  用ガソリン代10,999円
高速道路代3,590円
フェリー代22,860円
食事代13,980円
その他9,798円
合計78,057円

 

後記

21年前のツーリング記録です。
そしてこの時のゼファー750は今も健在!走行距離は12万キロほどになりました。
こういう記録を残しておいてよかったなぁと思います。
最近は北海道ばかりで、南へ行くことはなくなってきたけど、また行きたいなぁ。

 

 

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